2012年5月31日木曜日

アンドリューW.K.悩み相談

たまたま知ったこの本を最近毎日電車の中で読んでいます。


アンドリューW.K.の「俺がおまえの人生を変えてやる!」です。ロッキング・オンという洋楽専門誌に10年も連載されていた『アンドリューW.K.悩み相談』のコーナーをまとめた本です。

読者からのお悩みにアンドリューが答えるのだけど、彼の風貌や音楽からは想像できないような回答をするのです。ロックをやっている人の勝手なイメージですが、悩みを相談してもとにかく「夢はかなうぜ!」とか「とりあえずがんばれ!」とか、なんの裏付けや根拠もなく突然実体のない励まし言葉を言う、もしくはやたらパンキッシュな言葉や態度で相手を挑発したり怒りをぶちまけられたりしそうな気がするけど、アンドリューはそんなイメージを根底から覆しました。

怒りをうまく表現できないと言う相談者には「そもそも怒りは好ましい感情じゃない」とあっさり否定。怒りの原因がなにか冷静に見極めてどう表現するのがベストなのか考えろと。そもそも怒りを爆発させて怒鳴ったりケンカする事が気持のいい解決方法なのか、しかもそうすることによって何かが解決するわけじゃないし、決して自分も周りの人も気持がいい事ではないから、そこまで怒りが溜まる前に発散できる方法を探れ、と!!
〆の言葉は怒りをうまく表現することに集中するより、いかに怒らないで物事と接するかに意識を向けた方がいい、ですと…

反対する理由がありません。ごもっとも、という回答です。

考え方が非常に合理的で無駄がないというか、常に交通整理ができている、もしくは敏腕のガードマンを雇っているような頭を持った人だなぁと思いました。
やー、何度も言いますがあの風貌、音楽をやっている人が言っているとは思えない。。。ご興味ある方はこことかここなどをご覧になってみてください。

ジャック・ブラックはロックは怒りだ!と言っていたけどなぁ。音楽をやっている彼とはなれたときの彼は違うってことか。

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